本文へスキップ

蜃気楼とは?

しんきろう

蜃気楼とは、大気中の温度差による光の屈折で、遠くにある景色や存在しないものが浮かんで見える自然現象です。

蜃気楼(しんきろう)とは、大気中に温度の異なる空気の層ができることで光が屈折全反射し、遠くの景色や本来見えないはずのものが浮き上がったり逆さまに映ったりして見える自然現象です。

光は温度によって密度が異なる空気の境界で折れ曲がる性質(屈折)を持っています。地面近くの空気が強く熱せられると、その上の冷たい空気との間で密度差が生じ、光が大きく曲がることで蜃気楼が発生します。

蜃気楼には大きく二種類あります。

  • 下位蜃気楼:地面や水面が鏡のように見え、砂漠の水たまりや道路の水面のような錯覚を生じさせます。熱せられた路面で見られる「逃げ水」もこの一種です。
  • 上位蜃気楼:冷たい水面の上に暖かい空気が重なるときに発生し、遠くの建物や船が空中に浮かんで見えます。富山湾の蜃気楼が有名です。

名前の「蜃」は中国の伝説上の大ハマグリで、その吐く息が楼閣(宮殿)を作り出すと信じられたことに由来します。日本では富山湾(魚津市)が蜃気楼の名所として知られており、春先に条件が整うと観測できます。

使い方・例文

夏の暑い日にアスファルト道路の先が水で濡れているように見えることがありますが、これは下位蜃気楼の一種です。また、富山湾では春になると対岸の景色が空中に浮かんで見える上位蜃気楼が観測されます。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語