送水トンネルとは?
そうすいとんねる
送水トンネルとは、水源から浄水場や配水池へ大量の水を安定して送るために地下に掘られた導水用のトンネルです。
送水トンネルとは、河川・ダム・湖などの水源から浄水場、配水池、または消費地へ向けて水を輸送するために設けられた地下トンネル型の水路施設です。開渠(露天の水路)と異なり、地下に密閉された形で建設されるため、外部からの汚染や蒸発、地形の制約を受けにくいという利点があります。
送水トンネルは主に都市の水道供給や農業用水の広域輸送に使われ、長距離かつ大量の水を効率的に運ぶことができます。断面形状は円形・馬蹄形・矩形などさまざまで、水圧や地盤条件に応じて選択されます。内壁にはコンクリートや鋼管を用いて水密性を高めることが一般的です。
代表的な事例としては、日本各地の大都市圏における広域水道施設や、農業地帯への灌漑用送水トンネルがあります。また、ダムの貯水を下流の都市へ送る「導水路」も送水トンネルの一形態です。
近年では老朽化した送水トンネルの更新・耐震補強が課題となっており、断水リスクを最小限に抑えながら工事を行う「不断水工法」なども活用されています。安全で安定した水道供給を支える重要なインフラとして、維持管理の重要性が高まっています。
使い方・例文
東京都内の水道水は、奥多摩のダムから複数の送水トンネルを経て各浄水場に運ばれ、その後配水管を通じて各家庭に届けられます。
この用語をシェア
最終更新: