轆轤引きとは?
ろくろびき
轆轤引きとは、回転する轆轤(ろくろ)の上に粘土を置き、遠心力と手の動きで器の形を成形する陶芸技法のことです。
轆轤引き(ろくろびき)とは、陶芸における基本的な成形技法のひとつで、回転する轆轤(ろくろ)台の上に粘土の塊を置き、回転の遠心力と両手の動きを組み合わせて器の形を作り上げる方法です。「轆轤を挽く」とも表現されます。
使用する道具には、足で蹴って回転させる「蹴轆轤(けろくろ)」と、電気モーターで回転させる「電動轆轤」があります。伝統的な蹴轆轤は、職人が足で台を蹴り続けながら手で粘土を成形するため、高度な技術と体力を要します。現代の陶芸教室では電動轆轤が広く普及しています。
轆轤引きの基本工程は次のとおりです。
- 菊練り(きくねり):粘土の空気を抜くための下準備
- 芯出し(しんだし):粘土を轆轤の中心に固定する
- 筒立て(つつだて):粘土を上方向に引き上げる
- 広げ・薄め:指を使って器の内側・外側を整える
轆轤引きで作られた器は「轆轤物(ろくろもの)」と呼ばれ、均整のとれた円形が特徴です。茶碗・湯呑・花瓶など幅広い器形に応用でき、日本の陶芸文化において中心的な技法として長く受け継がれてきました。
使い方・例文
陶芸教室で轆轤引きに挑戦すると、粘土が回転に引っ張られる感覚が独特で、形を整えるには集中力と慣れが必要だと実感できます。プロの職人が素早く湯呑みを仕上げる様子は「轆轤回し」として伝統工芸の見どころにもなっています。
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