貼付剤とは?
ちょうふざい
貼付剤とは、有効成分を含む薬剤を皮膚に貼ることで経皮的に吸収させ、局所または全身に効果をもたらす製剤のことです。
貼付剤(ちょうふざい/てんぷざい)は、薬物を皮膚から吸収させることを目的とした外用製剤の総称です。膏薬・パップ剤・テープ剤・経皮吸収型製剤(TTS)など幅広い形態が含まれます。
経口投与と比べた主なメリットは、消化管や肝臓での初回通過効果を回避できるため少量で安定した血中濃度を維持しやすいこと、服薬が難しい患者への投与が可能なこと、貼り替えるだけで用量調整や投与中止が容易なことなどです。
代表的な貼付剤の種類を以下に示します。
- パップ剤(湿布):水分を多く含み、消炎鎮痛成分(ジクロフェナク・インドメタシンなど)を局所に届ける
- テープ剤:薄型で粘着力が高く、関節部などに使いやすい
- ニトログリセリン製剤:狭心症発作の予防に使われる全身作用型
- フェンタニル貼付剤:がん性疼痛などに用いるオピオイド系鎮痛薬
- 禁煙補助パッチ:ニコチンを一定量放出して禁断症状を和らげる
貼付部位の皮膚状態・汗・毛の有無が吸収量に影響するため、使用法の遵守が重要です。
使い方・例文
肩こりや腰痛に使う消炎鎮痛湿布も、狭心症予防のニトログリセリンパッチも、ともに貼付剤の代表例として医療現場や薬局で広く使われています。
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