護摩香とは?
ごまこう
護摩香とは、密教の護摩供(ごまく)の儀式において火中に投じられる香料のことで、煙によって仏や神に祈りを届けるための重要な供物です。
護摩香(ごまこう)とは、密教における修法「護摩供(ごまく)」の際に、護摩壇の火に投じる香料の総称です。「護摩」はサンスクリット語の「ホーマ(homa)」に由来し、火に供物を捧げて祈願する儀式を意味します。
護摩供は、不動明王などの明王を本尊として火を焚き、煩悩を焼き浄め、願望成就・除災招福を祈る真言密教・天台宗などで盛んに行われる修法です。この火中に投ずる供物のひとつが護摩香であり、焚かれた香の煙が仏・明王への祈りを届けると信じられています。
護摩香に用いられる主な香料・木材には以下のものがあります。
- 沈香(じんこう):最も高貴とされる香木
- 白檀(びゃくだん):清涼感のある香り
- 乳香(にゅうこう):樹脂性の芳香
- 護摩木(ごまぎ):願い事を書いた木片を香とともに焚く
護摩香は単なる芳香剤ではなく、聖なる火と香りを通して修行者の祈りを仏界に届けるという宗教的・霊的意味を持ちます。寺院での護摩法要は今も各地で行われており、参拝者が護摩木に祈願を書いて奉納する習慣が続いています。
使い方・例文
成田山新勝寺や高野山などの寺院で定期的に行われる「護摩祈祷」の場において、護摩香が焚かれる様子を目にすることができます。
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