煩悩とは?
ぼんのう
煩悩とは、仏教において人の心を乱し苦しみの原因となる欲望・怒り・迷いなどの精神的な汚れの総称です。
煩悩(ぼんのう)とは、仏教の中核的な概念のひとつで、サンスクリット語の「クレーシャ(kleśa)」に対応する訳語です。心身を悩ませ、苦しみを生み出す原因となる精神的な汚れや迷いの総称を指します。
仏教では、苦しみの根本原因を「三毒」と呼ばれる三つの煩悩にまとめています。
さらにこれらを基盤として多くの煩悩が派生するとされ、仏教では一般に「百八煩悩」という数え方が有名です。除夜の鐘を108回鳴らすのは、この108の煩悩を一つずつ払うという意味合いからきています。
仏教の教えでは、煩悩を克服して悟り(涅槃)に達することが修行の最終目標とされます。ただし大乗仏教では「煩悩即菩提(ぼんのうそくぼだい)」という考え方もあり、煩悩を否定するのではなく、煩悩のエネルギーを悟りへの道として転換できるという見方もあります。現代日本では「食欲という煩悩に負けた」のように、日常会話でも欲望・誘惑の意味で幅広く使われています。
使い方・例文
年末に除夜の鐘が108回鳴らされるのは、人間が持つ108の煩悩を1年の終わりに払い清めるという仏教的な意味が込められています。
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