密教とは?
みっきょう
密教とは、秘密の儀礼・呪文・瞑想を通じて仏の境地を目指す仏教の一形態で、真言宗や天台宗密教として日本に広まりました。
密教(みっきょう)とは、仏教の一形態で、師から弟子へと秘密裏に伝えられる教えや儀礼を中心とする宗教実践の体系です。「顕教(けんぎょう)」が経典の言葉によって公開的に教えを説くのに対し、密教は灌頂(かんじょう)と呼ばれる秘密の入門儀式を経た者だけが授かる教えとされます。
密教はインドで7〜8世紀ごろに大乗仏教を基盤として成立し、チベット・中国・日本へと伝播しました。日本には主に二系統が伝わっています。
- 東密(とうみつ):空海(弘法大師)が唐から持ち帰り、真言宗として体系化。高野山を本山とします。
- 台密(たいみつ):最澄・円仁・円珍らが天台宗に取り入れた密教。比叡山を中心とします。
密教の実践は「三密(さんみつ)」によって特徴づけられます。身密(手印・印契)・口密(真言・陀羅尼の唱え)・意密(心の観想)の三つを一体として修行することで、即身成仏(この身このままで仏になること)を目指します。曼荼羅・護摩・灌頂などの儀礼が発達しており、日本文化・美術・建築にも深い影響を与えてきました。
使い方・例文
高野山金剛峯寺では現在も密教の儀礼が行われており、僧侶が真言を唱えながら護摩木を火に投じる護摩修法は密教を代表する儀式として知られています。
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