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灌頂とは?

かんじょう

灌頂とは、密教において頭頂に水や香水を注ぐことで師から弟子へ資格・法力を伝授する重要な儀礼です。

灌頂(かんじょう、サンスクリット語:アビシェーカ)とは、密教における最も重要な儀式のひとつで、師が弟子の頭頂に水・香水・五瓶の水などを注ぐことによって、仏・菩薩の智恵や法力を伝授し、修行の資格を与える儀礼です。

灌頂の起源はインドの王即位式にあります。古来インドでは王が即位する際、聖水を頭に注がれることで正統な支配者として認められました。この儀式が仏教(特にタントラ仏教・密教)に取り入れられ、師から弟子への法の継承を象徴する儀礼として発展しました。

密教の灌頂には複数の種類があります。

  • 結縁灌頂:一般の信者が仏との縁を結ぶために受ける入門的な灌頂
  • 受明灌頂:密教の修行を始める際に受ける正式な入門儀礼
  • 伝法灌頂:阿闍梨(師)から法を継承し、自らも弟子に教えを伝える資格を得る灌頂

日本では空海(弘法大師)が唐から真言密教を持ち帰り、灌頂の儀礼を広めました。東大寺や高野山などで行われる灌頂は現在も受け継がれています。天台密教でも同様の儀礼が行われ、法の継承と宗門内の資格付与として機能してきました。

使い方・例文

高野山では今も師僧から弟子への伝法灌頂が行われており、密教の法脈を継承するための重要な儀式として位置づけられています。

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最終更新:

同じ読みのことば

「かんじょう」と同じ読みで、意味のちがうことばです。

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