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阿闍梨とは?

あじゃり

阿闍梨とは、仏教において修行者を指導する資格を持つ高僧のことで、密教では特に重要な地位を指します。

阿闍梨(あじゃり)は、サンスクリット語の「アーチャーリヤ(āchārya)」を音写した仏教用語で、「軌範師」とも訳されます。弟子の行動・規範を正す資格を持つ指導者を意味し、修行者を師事するに値する僧侶のことを指します。

日本には奈良時代に伝わり、平安時代以降の密教真言宗・天台宗)において特に重要な役割を担うようになりました。密教の阿闍梨は、灌頂(かんじょう)という儀式を通じて弟子に法を授ける権限を持ち、その地位は長年の修行と師からの認可によって与えられます。

阿闍梨には主に以下のような種類があります。

  • 伝法阿闍梨:密教の奥義を伝授できる最高位の阿闍梨
  • 得度阿闍梨:僧侶として出家する儀式を執り行う阿闍梨
  • 戒和上(かいわじょう):戒律を授ける阿闍梨

比叡山延暦寺では、1000日間に及ぶ「千日回峰行(せんにちかいほうぎょう)」を満行した僧侶が「大阿闍梨」と称され、現代でもその厳しい修行が続けられています。阿闍梨は単なる肩書きではなく、法の伝承者として宗教的権威を体現する存在です。

使い方・例文

「千日回峰行を満行した僧侶は大阿闍梨と呼ばれ、多くの信者からの尊敬を集める」という場面で使われます。また、密教の修行道場で師匠から弟子へ法を授ける際に「阿闍梨から灌頂を受ける」という形でも登場します。

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