香木とは?
こうぼく
香木とは、良い香りを放つ木材の総称で、沈香・白檀などが代表例であり、香道・宗教儀礼・芳香剤として古来珍重されてきました。
香木(こうぼく)とは、燃やしたり削ったりすることで芳しい香りを発する木材の総称です。東南アジア・南アジア・中東など熱帯・亜熱帯地域が主な産地であり、古来より宗教・儀礼・芸術・医療など多方面で用いられてきました。
代表的な香木としては以下のものがあります。
- 沈香(じんこう):アクアラリア属の木が傷つき樹脂が蓄積したもの。最高品質は伽羅(きゃら)と呼ばれ、極めて高価。
- 白檀(びゃくだん):インド・インドネシア原産。甘く穏やかな香りで仏教との縁が深い。
- 龍脳(りゅうのう):ボルネオ産の樹木から採れる結晶状の香料。清涼感のある香り。
日本には仏教とともに香木の文化が伝来し、奈良時代以降に宮廷や寺院で用いられるようになりました。平安貴族は薫物(たきもの)として香木を調合し、衣に焚きしめて香りを楽しみました。室町時代以降には「香道(こうどう)」という芸道として体系化され、香木の銘(銘柄)を当てる「聞香(もんこう)」が高度な文化として発展しました。
現代においても、香木は線香・お香・アロマ製品の原料として需要があり、天然素材の希少性から高値で取引されることもあります。
使い方・例文
「香道の席では、炭火で温めた香木の香りをゆっくりと聞き分ける」のように、香道や日本文化の解説で頻繁に登場します。
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