聞香とは?
もんこう
聞香とは、香道において香木を炉で温め、その香りを鑑賞する雅な行為のことです。
聞香(もんこう/ききこう)とは、香道(こうどう)における香りを楽しむ行為のことで、香木(こうぼく)を香炉に入れて温め、立ち上る香気を静かに「聞く」(嗅ぐ)芸道です。香りを「嗅ぐ」ではなく「聞く」と表現するのは、香道の美意識に由来します。
聞香は平安時代の貴族が行った「薫物合わせ(たきものあわせ)」に源を発し、室町時代に武家文化の中で香道として体系化されました。現代でも志野流・御家流をはじめとする流派が伝えられています。
聞香の基本的な流れは以下のとおりです。
- 香炉の灰に炭団(たどん)を埋めて熱を作る
- 灰の上に銀葉(ぎんよう)という薄い金属板を置く
- その上に香木の小片を乗せて間接的に温める
- 香炉を両手で持ち、袖で香りを包み込むようにして静かに聞く
香木には沈香(じんこう)や白檀(びゃくだん)などが使われ、産地や品質によって香りが大きく異なります。香りの違いを当てる「組香(くみこう)」という競技的な遊びも聞香の一形態で、雅な教養として親しまれています。
使い方・例文
茶会の後に香道体験として聞香を楽しむ催しも多く、香炉を手に静かに香りを「聞く」独特の所作が体験できます。
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