蜻蛉目とは?
せいれいもく
蜻蛉目とは、トンボとカゲロウを含む昆虫の目(もく)で、翅を4枚持ち水辺に生息する古い起源を持つ昆虫群です。
蜻蛉目(とんぼもく、Odonata)は、昆虫綱に属する目のひとつで、トンボ(蜻蛉)の仲間を指します。現在では一般的にトンボ目とも呼ばれます。世界に約5,000〜6,000種が知られており、日本には約200種以上が分布しています。
蜻蛉目の昆虫は、約3億年前の古生代石炭紀に出現した非常に古い起源を持つ昆虫群です。化石記録には翅を広げると70cmに達するメガネウラのような巨大種も存在しました。現生種は当時より小型化していますが、基本的な体の構造は大きく変わっていません。
主な特徴は以下の通りです。
- 翅:前後2対4枚の翅を持ち、翅脈が複雑に発達している
- 眼:大きな複眼が頭部の大半を占め、ほぼ全方向の視野を持つ
- 飛翔能力:前後の翅を独立して動かせる高い飛行能力を持つ
- 幼虫:水中で生活する幼虫(ヤゴ)を経て成虫になる不完全変態
蜻蛉目はトンボ亜目とカワゲラに近い系統として位置づけられ、内翅類(完全変態昆虫)とは区別された旧翅類に含まれます。生態的には肉食性で、飛翔中に他の昆虫を捕食します。水質指標生物としても重要で、清流にしか生息しない種も多くいます。
使い方・例文
「夏に水辺でよく見かけるアキアカネやオニヤンマはいずれも蜻蛉目(トンボ目)に属する」のように、昆虫の分類や生態を説明する場面で使われます。
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