カゲロウとは?
かげろう
カゲロウとは、水辺に生息する昆虫の一種で、成虫の寿命が極めて短いことで知られる、カゲロウ目に属する生き物です。
カゲロウ(蜉蝣)は昆虫綱カゲロウ目(Ephemeroptera)に属する昆虫の総称です。日本には約200種以上が生息しており、世界全体では3,000種以上が知られています。幼虫時代を水中で過ごし、成虫になると短期間で交尾・産卵を行ってその一生を終えます。
カゲロウの生活史は独特で、次のような段階をたどります。
- 卵:水中の石や植物に産み付けられる
- 幼虫(ヤゴ):数ヶ月から数年間、水中で藻類や有機物を食べて過ごす
- 亜成虫(スバイマゴ):カゲロウ特有の段階で、羽化後にもう一度脱皮する(昆虫で唯一)
- 成虫:口が退化しており、食事をせずに数時間から数日で死ぬ
成虫の寿命が非常に短いことから、「はかないもの」の比喩として古くから文学に登場します。「蜉蝣(かげろう)の命」という表現は短命・無常を象徴する慣用句です。また、カゲロウの幼虫は河川の水質指標生物としても知られており、清流に多く見られるため水質評価に利用されています。釣りの世界では「メイフライ(Mayfly)」として毛鉤(フライ)のモデルにもなっています。
使い方・例文
「川辺でカゲロウの大群が飛び交う光景は初夏の風物詩だ」「カゲロウの幼虫がいる川は水質が良い証拠とされる」のような場面で登場します。
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