カゲロウ目とは?
かげろうもく
カゲロウ目とは、水中で長期間を過ごした後、成虫になると数時間から数日で死んでしまう短命な昆虫の目(もく)です。
カゲロウ目(学名:Ephemeroptera)は、昆虫綱の目(もく)のひとつで、和名の「カゲロウ」は「陽炎(かげろう)」と同じく、はかなく短命であることに由来しています。世界に約3,500種以上が知られており、日本でも100種以上が記録されています。
カゲロウ目の最大の特徴は、成虫の寿命の短さです。ほとんどの種の成虫は口が退化しており、食事をとることができません。成虫の目的は交尾と産卵のみで、種によっては数時間から長くても1〜2週間程度で死亡します。この短命さから英語でも「Mayfly(五月の飛ぶ虫)」と呼ばれることがあります。
一方、幼虫期は水中で1年から数年にわたって過ごします。幼虫(稚虫・ナイアド)は腹部の側面に気管鰓(きかんさい)と呼ばれるえら状の器官を持ち、清流の石の裏などに生息します。水質汚染に敏感なため、カゲロウの生息有無は水質の指標生物として利用されます。
また、カゲロウ目は昆虫の中で唯一、「亜成虫(サブイマゴ)」という中間段階を経て成虫になる特殊な変態を行う点でも知られています。フライフィッシングでは成虫・亜成虫ともに魚の主要な餌として「メイフライ」と呼ばれ、毛鉤(けばり)のモデルにもなっています。
使い方・例文
清流の上流で夕方になると無数の小さな虫が舞うように飛んでいるのがカゲロウ目の成虫です。川釣りや水質調査の話題でよく名前が登場します。
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