脂漏性皮膚炎とは?
しろうせいひふえん
脂漏性皮膚炎とは、皮脂の分泌が多い部位に生じる慢性の炎症性皮膚疾患で、フケや赤み・かゆみが主な症状です。
脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)は、皮脂腺の活動が活発な部位——頭皮、顔(眉間・鼻翼・耳の周囲)、胸の中央部など——に繰り返し生じる慢性の炎症性皮膚疾患です。
発症のメカニズムには複数の要因が絡み合っています。皮脂の過剰分泌を栄養源とするマラセチア属の真菌(Malassezia globosaなど)が皮膚に定着し、その代謝産物が角質層を刺激することで炎症反応が起きると考えられています。免疫機能の低下、ストレス、睡眠不足、ビタミンB群の不足なども悪化要因として知られています。
症状の特徴は以下の通りです。
- 頭皮では黄色みを帯びた脂性のフケが大量に生じる
- 顔面では眉間・鼻の脇・耳介に赤みと鱗屑(りんせつ)が現れる
- かゆみを伴うことが多いが、程度は個人差が大きい
- 乳児期(生後数か月)と中高年期(40〜60代)に多い
治療には、抗真菌成分を含むシャンプーや外用薬(ケトコナゾール、ミコナゾールなど)が用いられます。炎症が強い場合はステロイド外用薬を短期的に併用することもあります。再発を繰り返しやすい疾患であるため、日常的なスキンケアと生活習慣の改善が長期管理の鍵となります。
使い方・例文
「シャンプーをしても頭皮のフケが止まらず、眉毛の周りも赤くかさかさする」という場合、脂漏性皮膚炎が疑われ、皮膚科を受診して診断・治療を受けます。
この用語をシェア
最終更新: