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義歯性口内炎とは?

ぎしせいこうないえん

義歯性口内炎とは、入れ歯(義歯)の装着部位の粘膜に生じる慢性的な炎症で、カンジダ菌の増殖が主な原因となる口腔疾患です。

義歯性口内炎(ぎしせいこうないえん、denture stomatitis)とは、総義歯(総入れ歯)や部分義歯を装着している人の口腔粘膜、主に義歯床が接する上顎の粘膜に生じる慢性炎症です。義歯を使用している高齢者に多く見られます。

主な原因は、義歯の内面に形成されたカンジダ・アルビカンス(Candida albicans)というカビ(真菌)の増殖です。以下のような要因が絡み合って発症します。

  • 義歯の不衛生(清掃不足による細菌・真菌の繁殖)
  • 就寝中の義歯装着(口腔内の乾燥・嫌気状態の促進)
  • 義歯の不適合(粘膜への慢性的な機械的刺激)
  • 唾液分泌の低下や全身免疫力の低下
症状は義歯床と接する粘膜の発赤・腫脹・出血しやすさで、痛みは軽度のことが多いですが、慢性化すると粘膜が肥厚することもあります。義歯の外側(口唇・口角)にも口角炎を合併する場合があります。

治療は義歯の洗浄・消毒の徹底と、抗真菌薬(ナイスタチン軟膏・フロリードゲルなど)の塗布が中心です。義歯の適合不良がある場合は修理や新製が必要になります。予防には毎日の義歯清掃と就寝時の義歯外しが有効です。

使い方・例文

入れ歯を毎晩外さずに就寝していた高齢者が、上顎の粘膜全体の赤みと腫れを訴えて受診したところ、義歯性口内炎と診断され、抗真菌薬の塗布と義歯洗浄の徹底指導を受けました。

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