磁界とは?
じかい
磁界とは、磁石や電流の周囲に生じる、磁気的な力が働く空間の状態のことです。
磁界(じかい)とは、磁石や電流が流れる導線の周囲に形成される、磁気的な力の影響が及ぶ空間の状態を指します。「磁場(じば)」とも呼ばれ、両者はほぼ同じ意味で使われます。記号は一般にHで表し、単位はA/m(アンペア毎メートル)です。
磁界を視覚的に理解するための道具として、磁力線が使われます。磁力線は磁石のN極から出てS極へ入る仮想の線で、磁力線が密集している場所ほど磁界が強いことを示します。
磁界が生じる主な原因は次のとおりです。
- 永久磁石:鉄・ニッケル・コバルトなどを素材とした磁石の周囲に常に磁界が存在する
- 電流:導線に電流が流れると、その周囲に同心円状の磁界が発生する(アンペールの法則)
- 変化する電場:電場が時間的に変化することでも磁界が生じる(マクスウェルの方程式)
磁界は現代技術の根幹を支えています。電動機(モーター)や発電機は電流と磁界の相互作用を利用した装置であり、MRI(磁気共鳴画像法)は強力な磁界を使って体内の断面画像を撮影します。また、地球自体も巨大な磁界(地磁気)を持っており、コンパスの針が北を指すのはこの地磁気の影響です。
磁界と電界はセットで電磁場を構成し、電磁波として空間を伝播します。
使い方・例文
「棒磁石の周りに砂鉄を撒くと、磁界の形が磁力線のパターンとして目に見える形で現れます。」
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