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甘松とは?

かんしょう

甘松とは、ヒマラヤ周辺に自生するオミナエシ科の植物の根茎を乾燥させた生薬で、甘い香りと鎮静・健胃の効能で知られます。

甘松(かんしょう)は、Nardostachys jatamansi(ナルドスタキス・ジャタマンシ)というオミナエシ科多年草の根茎および根を乾燥させた生薬です。ヒマラヤ山脈高山地帯やチベット、中国西南部などに自生しています。

名前の通り甘みを帯びた独特の芳香を持ち、古代から香料・薬用として珍重されてきました。聖書にも「ナルド」として登場するほか、古代ローマ・ギリシャでも香膏(こうこう)の原料として使われた記録があります。

漢方・東洋医学における主な効能は以下の通りです。

  • 理気(気の流れを整える)・止痛作用
  • 健胃・消化促進
  • 鎮静・安神(精神安定)
  • 脚気や浮腫の改善

現代においても、精油(エッセンシャルオイル)として利用されており、アロマテラピーの分野では土のような落ち着いた香りがリラクゼーション効果をもたらすとされています。漢方薬としては、胃腸の不調や神経性の腹痛などに用いられる処方に配合されることがあります。

使い方・例文

東洋医学のクリニックや漢方薬局で、胃の不調や気の滞りに対処する処方として「甘松」の名が記載された煎じ薬の成分票に登場することがあります。

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最終更新:

同じ読みのことば

「かんしょう」と同じ読みで、意味のちがうことばです。

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