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閑章とは?

かんしょう

閑章とは、書画作品において作者名や年代を記す実用印以外に、風雅を表す語句や詩句を刻んで趣を添えるために押す印章のことです。

閑章(かんしょう)とは、書道や絵画の作品において、作者の名前や雅号を示す「名印」や作品の冒頭に押す「引首印(いんしゅいん)」とは別に、詩句・成語・格言・願望など趣ある文句を刻した印章のことです。「遊印(ゆういん)」「雑印」とも呼ばれます。

閑章の「閑」は「気ままな・余暇の・風雅な」という意味を持ち、実務的な用途を超えた、芸術的・精神的な表現手段としての印章であることを示しています。

閑章に刻まれる内容は多岐にわたります。

  • 詩句・古典の名言:「静以修身」「天道酬勤」など
  • 作者の座右の銘・信条
  • 季節や情景を表す言葉:「山中一夜雨」「春風」など
  • 制作時の心境や願望
  • 吉祥語:「長寿」「吉祥如意」など

閑章は作品のどこに押すかも重要な構成要素であり、余白の使い方や他の印との配置バランスが作品全体の完成度に影響します。中国では古くから文人・士大夫の間で閑章を収集・鑑賞する文化があり、篆刻芸術の一分野として独立した価値を持っています。日本の書道・日本画においても、作品に奥行きと風雅を添える重要な要素として定着しています。

使い方・例文

書道の展覧会出品作の右上隅に「静中有動」などと刻まれた小さな印が押されていれば、それが閑章で、作者が作品の雰囲気に合わせて選んだ趣向の表れです。

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最終更新:

同じ読みのことば

「かんしょう」と同じ読みで、意味のちがうことばです。

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