本文へスキップ

干渉とは?

かんしょう

干渉とは、複数の波が重なり合うことで互いに強め合ったり弱め合ったりする波の性質で、光・音・電波など様々な波動現象に見られます。

干渉(かんしょう、interference)とは、複数の波が同じ空間で重なり合うことで振幅が変化する現象のことです。波の基本的な性質のひとつであり、光・音・水面波・電波・電子波など、あらゆる種類の波に共通して観察されます。

干渉には大きく2種類あります。

  • 強め合う干渉(建設的干渉):2つの波の山と山(または谷と谷)が重なるとき、振幅が大きくなる現象です。
  • 弱め合う干渉(破壊的干渉):2つの波の山と谷が重なるとき、振幅が小さくなり、条件が揃えば完全に打ち消し合う現象です。

光の干渉の代表例がヤングの二重スリット実験です。2つのスリットを通過した光が重なり合い、明暗の縞模様(干渉縞)を作ります。このことは光が波の性質を持つことを示す重要な証拠となりました。また、シャボン玉や油膜が虹色に見えるのも、薄膜による光の干渉の結果です。

音の干渉も日常的に経験できます。同じ周波数の音を複数のスピーカーから出すと、位置によって音が大きく聞こえたり聞こえにくくなったりします。ノイズキャンセリングヘッドホンは破壊的干渉を人工的に作り出してノイズを打ち消す技術です。

干渉は量子力学でも重要な概念で、電子などの粒子も波の性質を持つために干渉現象を示します。これは量子力学の核心的な現象のひとつです。

使い方・例文

高校物理の波動の単元で光・音の干渉実験として登場します。また「ノイズキャンセリングは音の干渉を利用している」「シャボン玉が虹色に見えるのは光の干渉による」といった日常的な文脈でも使われます。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

同じ読みのことば

「かんしょう」と同じ読みで、意味のちがうことばです。

関連用語