オミナエシ科とは?
おみなえしか
オミナエシ科とは、秋の七草として知られるオミナエシを含む、主に北半球に分布する植物の科です。
オミナエシ科(学名:Valerianaceae)は、双子葉植物の一科で、かつては独立した科として扱われていましたが、現在の分類体系(APG分類体系)ではスイカズラ科(Caprifoliaceae)に統合されています。旧来の分類では約350種が含まれていました。
オミナエシ科の植物は主に北半球の温帯から山岳地帯に分布し、小さな花が集まった散房花序を形成するのが特徴です。茎には節があり、対生する葉をつけます。根や地下茎に独特の香りをもつ種が多く、薬用植物としても利用されてきました。
日本で代表的な植物には次のものがあります。
- オミナエシ(女郎花):秋の七草のひとつ、黄色の小花が美しい
- オトコエシ(男郎花):白花をつけるオミナエシの近縁種
- カノコソウ:根が鎮静作用をもつ薬用植物
ヨーロッパ原産のセイヨウカノコソウ(バレリアン)は古くから神経系に作用するハーブとして知られており、民間薬として広く利用されてきました。日本のカノコソウも同様の成分を含むとされます。オミナエシは生け花や押し花にも用いられ、日本の秋の風物詩として親しまれています。
使い方・例文
秋の野山でオミナエシが群生する風景は、古来より和歌や俳句に詠まれてきました。生け花や花壇でも「秋の七草」として植えられることがあります。
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