湿式折りとは?
しっしきおり
湿式折りとは、折り紙の紙を水で湿らせて柔らかくした状態で折り、乾燥させることで立体的な曲面や造形を保持させる技法です。
湿式折り(しっしきおり)とは、折り紙の技法の一つで、紙に水分を含ませて繊維を柔らかくした状態で折り、乾燥後もその形状を維持させる方法です。英語では「wet-folding」と呼ばれ、世界中の折り紙作家に広く普及しています。
通常の折り紙は紙を乾いたまま折るため、直線的な折り目が中心になりますが、湿式折りでは紙が湿ることでなめらかな曲面を作り出すことができます。動物の体の丸みや流れるようなドレープ表現など、彫刻的な造形が可能になるのが最大の特徴です。
湿式折りに適した紙は、一般的にメチルセルロース(のり)を含んだ和紙や特殊なクラフト紙です。紙の繊維が適度な強度と柔軟性を持っているため、湿らせても破れにくく、乾燥後に形が固定されます。霧吹きや濡れたスポンジで全体を均一に湿らせてから折り、完成後は型崩れしないよう固定して乾燥させます。
湿式折りはスペインの折り紙作家ミゲル・デ・ウナムノらが試みていたとされますが、現代的な技法として広めたのは日本の折り紙作家・吉澤章(よしざわあきら)です。彼の作品は湿式折りによる写実的な動物表現で世界的に高く評価されました。
使い方・例文
折り紙でリアルな象やバラを制作するとき、湿式折りを使うことで体の丸みや花びらの曲線を自然に表現することができます。
この用語をシェア
最終更新: