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湯葉とは?

ゆば

湯葉は、豆乳を加熱したときに表面にできる薄い皮膜を引き上げたもので、大豆の旨みが凝縮された伝統的な食品です。

湯葉(ゆば)は、豆乳をゆっくりと加熱する際に表面に生じる薄い膜を丁寧にすくい取った食品です。豆乳に含まれるタンパク質と脂質が熱によって変性・凝集することで膜が形成されます。大豆の栄養素が高濃度に含まれており、良質な植物性タンパク質の供給源として古くから珍重されてきました。

湯葉の歴史は古く、日本では平安時代ごろに中国から伝わったとされています。仏教の精進料理の重要な食材として定着し、京都や日光など寺社の多い地域で独自の文化を育てました。京都の湯葉は「ゆば」と読み、日光では「ゆば」とも「ゆうば」とも称されることがあり、地域によって製法や風味にも違いがあります。

形状や加工状態によっていくつかの種類があります。

  • 生湯葉:引き上げたままの柔らかい状態のもの。なめらかな食感が特徴。
  • 干し湯葉:生湯葉を乾燥させたもの。保存性が高く、水戻して使う。
  • 巻き湯葉:生湯葉を棒などに巻き付けて固めたもの。煮物などに向く。
  • 刺身湯葉:生湯葉を刺身のように醤油やわさびで食べる形式。

栄養面ではタンパク質・脂質・カルシウムを豊富に含み、消化性も高いことから精進料理や離乳食・高齢者食としても評価されています。現代では家庭でも豆乳と鍋さえあれば簡単に作れる食品として再注目されています。

使い方・例文

湯葉は、刺身仕立てにしてわさび醤油で食べたり、茶碗蒸しや吸い物の具として用いたり、精進料理の一品として煮物に加えたりと幅広く使われます。

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