減圧蒸留とは?
げんあつじょうりゅう
減圧蒸留とは、容器内の気圧を下げて低温でアルコールを蒸留する方法で、クセが少なくすっきりした酒ができます。
減圧蒸留とは、蒸留容器内を真空ポンプなどで減圧(気圧を下げた状態)にしてからもろみを加熱し、アルコールを蒸発・回収する蒸留方法です。気圧が下がると液体の沸点も低下するため、通常より低い温度(40〜50℃程度)での蒸留が可能になります。
低温で蒸留することにより、原料由来の重い香味成分や硫黄系化合物などが気化しにくくなり、これらがほとんど蒸留液に移りません。そのため、常圧蒸留に比べて雑味やクセが少なく、軽快でまろやかな風味の焼酎になります。
減圧蒸留で造られる焼酎の特徴をまとめると次のとおりです。
- すっきりとした飲み口でクセが少ない
- フルーティーや淡い花のような香りが出やすい
- 飲みやすく焼酎初心者や女性にも受け入れられやすい
- ロックや水割りだけでなくストレートでも飲みやすい
減圧蒸留は1970年代以降に本格的に普及した比較的新しい技術です。同じ原料(芋・麦など)を使っても、常圧蒸留か減圧蒸留かで味わいが大きく変わるため、蔵元は市場のニーズに合わせてどちらかを選択したり、両方を使い分けたりしています。焼酎市場に多様な味わいをもたらす重要な技術として定着しています。
使い方・例文
同じ芋焼酎でも、常圧蒸留品は芋の香りが強くインパクトがある一方、減圧蒸留品はフルーティーでソーダ割りにも合う軽い風味になります。
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