棘背竜とは?
きょくはいりゅう
棘背竜とは、背中に長い棘状の突起や帆状の構造を持つ恐竜の総称で、スピノサウルスやオウラノサウルスなどが代表的な例です。
棘背竜(きょくはいりゅう)は、分類上の正式なグループ名ではなく、背中に著しく発達した棘突起(神経棘)を持つ恐竜を指す通称的な呼び方です。複数の系統の恐竜にこの特徴が見られ、それぞれ独立して進化したと考えられています。
代表的な棘背竜として知られる恐竜には以下のものがあります。
- スピノサウルス:白亜紀前期の北アフリカに生息した大型肉食恐竜。背中の棘は高さ1.5〜1.8メートルに達し、帆または瘤状の構造を形成していたとされます。
- オウラノサウルス:白亜紀前期の植物食恐竜(鳥脚類)で、背中に高い神経棘を持ちます。
- エダフォサウルス・ディメトロドン:厳密には恐竜でなく単弓類ですが、「帆背竜」として棘背竜と並んで紹介されることがあります。
背中の棘の機能については諸説あります。体温調節のための放熱・集熱器官、エネルギー貯蔵のための脂肪瘤、種内認識や性的誇示のためのディスプレイ器官などが提唱されていますが、現在も研究が続いています。スピノサウルスについては近年、半水生の生態を持つことが明らかになり、魚食を主とする生活が示唆されています。
棘突起が高く発達したこれらの恐竜は、外見上非常に個性的で、古生物学の一般向け紹介でも特に注目を集める存在です。
使い方・例文
スピノサウルスは映画「ジュラシック・パークIII」に登場する棘背竜の代表で、帆状の背びれが特徴的です。恐竜展や図鑑で「変わった姿の恐竜」として棘背竜の特徴が取り上げられることが多くあります。
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