柴胡とは?
さいこ
セリ科の多年草で、根を乾燥させた生薬として漢方薬に広く用いられる植物です。
柴胡(さいこ、英名:Bupleurum)は、セリ科ミシマサイコ属(Bupleurum)に属する多年草の総称で、その根を乾燥・加工した生薬を指すこともあります。日本・中国・朝鮮半島などに自生し、草原や山野に生えます。
漢方医学では柴胡は重要な生薬の一つとして位置づけられ、主に「疏肝解鬱(そかんかいうつ)」、すなわち肝の気の滞りを解消し、精神的なストレスや気分のふさぎを和らげる目的で使われます。また解熱・抗炎症作用があるとされ、発熱を伴う感冒の治療にも用いられます。
柴胡を含む代表的な漢方処方は以下の通りです。
- 小柴胡湯(しょうさいことう):風邪・肝炎などに
- 大柴胡湯(だいさいことう):便秘・高血圧・肥満の改善に
- 柴胡桂枝湯(さいこけいしとう):感冒・胃腸炎に
- 加味逍遥散(かみしょうようさん):更年期症状・精神的不調に
近代の研究ではサイコサポニンなどの成分が免疫調整・抗炎症作用を持つことが示されており、科学的な裏付けも進んでいます。ただし服用にあたっては医師・薬剤師への相談が重要です。
使い方・例文
風邪が長引いてなかなか熱が下がらないときに処方される「小柴胡湯」は、柴胡を主薬とする漢方薬の代表例です。
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