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小柴胡湯とは?

しょうさいことう

柴胡湯とは、柴胡を主薬とする7種類の生薬から成る漢方処方で、発熱・胸脇苦満などの「少陽病」に用いられ、肝炎治療にも応用された著名な方剤です。

柴胡湯(しょうさいことう)は、中国後漢時代の医師・張仲景が著した「傷寒論(しょうかんろん)」に記載された代表的な漢方処方のひとつです。柴胡(さいこ)を君薬(主役の生薬)とし、以下の7種類の生薬で構成されています。

漢方の病態分類(六経弁証)における「少陽病」の代表薬として位置づけられており、半表半裏(体の表でも裏でもない中間)の病態に対して用いられます。

主な適応症状と効能は以下の通りです。

  • 往来寒熱(悪寒と発熱が交互に起こる)
  • 胸脇苦満(胸から脇腹にかけての張り・苦しさ)
  • 口が苦い・食欲不振・吐き気
  • 慢性肝炎・肝機能障害への応用

日本では1990年代に慢性肝炎(B型・C型)の治療に広く使われましたが、間質性肺炎(とくにインターフェロンとの併用で)の副作用が報告され、現在はインターフェロン製剤との併用は禁忌とされています。この経緯は漢方薬の安全管理における重要な事例として知られています。現在も感冒・胃腸疾患・肝機能低下などに幅広く処方されています。

使い方・例文

内科や漢方外来で「微熱が続き、脇腹が張る感じがある」と訴えた際に「小柴胡湯」が処方されることがあり、病院の処方箋や市販の漢方薬として手にする機会があります。

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