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半夏とは?

はんげ

半夏とは、サトイモ科のカラスシャクの球茎を乾燥させた生薬で、漢方医学で吐き気や咳、痰などの症状に広く用いられます。

半夏(はんげ)とは、サトイモ科の多年草カラスシャク(学名:Pinellia ternata)の球茎を乾燥・加工した生薬です。中国日本韓国の伝統医学において古くから使用されており、「半夏」の名は夏の半ばごろに球茎が収穫できることに由来するとされています。

漢方医学における半夏の主な効能は、燥湿化痰(そうしつけたん)・降逆止嘔(こうぎゃくしおう)・散結消痞(さんけつしょうひ)とされています。平たく言えば、余分な水分・痰を取り除き、胃の気の上逆(むかつき)を抑え、詰まりを解消する働きです。

半夏が配合される代表的な漢方処方には次のものがあります。

  • 半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう):喉の異物感・不安感に
  • 小半夏湯(しょうはんげとう):嘔吐・つわりに
  • 半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう):胃炎・下痢・口内炎に
  • 二陳湯(にちんとう):痰・咳・胃もたれに

生の半夏には刺激性のシュウ酸カルシウムや有毒なアルカロイドが含まれており、そのままでは使用できません。通常は生姜汁や白礬(明礬)などで炮製(ほうせい)という加工処理を施してから用います。

使い方・例文

妊娠中のつわりによる嘔吐や食欲不振に対して、半夏が配合された漢方薬が用いられることがあり、産婦人科の医師に相談のうえ活用されます。

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