黄芩とは?
おうごん
黄芩とは、シソ科の植物コガネバナの根を乾燥させた生薬で、漢方薬の清熱・抗炎症成分として広く用いられます。
黄芩(おうごん)は、シソ科の多年草であるコガネバナ(学名:Scutellaria baicalensis)の根を乾燥させた生薬です。主に中国・モンゴル・ロシア東部などに自生し、日本へは古くに中国から薬として伝来しました。
黄芩の名称は根の断面が黄色いことに由来します。主要な有効成分はバイカリン・バイカレインなどのフラボノイド類で、これらが抗炎症・抗菌・抗アレルギー・抗酸化などの作用を持つとされています。
漢方医学では「清熱燥湿(せいねつそうしつ)」「瀉火解毒(しゃかげどく)」の効能があるとされ、体内の余分な熱や湿を取り除くために用います。黄芩が配合される代表的な漢方処方には以下のものがあります。
- 黄連解毒湯(おうれんげどくとう):炎症・のぼせ・口内炎などに
- 小柴胡湯(しょうさいことう):風邪の長引きや肝臓疾患に
- 半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう):胃炎・下痢・口内炎に
- 葛根黄芩黄連湯(かっこんおうごんおうれんとう):発熱を伴う下痢に
現代薬学においても黄芩の成分は研究が進んでおり、抗ウイルス作用や抗がん作用についての基礎研究も行われています。ただし医薬品としての使用に際しては専門家の指導のもとで適切に用いることが重要です。
使い方・例文
風邪が長引いて熱感・のどの痛み・口の渇きが続くとき、漢方医が小柴胡湯などの黄芩を含む処方を選択することがあります。
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