大柴胡湯とは?
だいさいことう
大柴胡湯とは、柴胡・黄芩・大黄などを主成分とする漢方処方で、体力がある人の胆石・高血圧・肥満傾向の改善などに用いられる漢方薬です。
大柴胡湯(だいさいことう)とは、日本および中国の漢方医学で広く用いられる代表的な処方のひとつです。複数の生薬を組み合わせた「合方」であり、その名は主薬である柴胡(さいこ)を大量に含む処方であることに由来します。
大柴胡湯の主な構成生薬は以下のとおりです。
- 柴胡(さいこ):解熱・抗炎症作用が期待される主薬
- 黄芩(おうごん):炎症を鎮める働き
- 大黄(だいおう):便通を促す瀉下作用
- 枳実(きじつ):消化管の運動を調整
- 半夏(はんげ)・芍薬(しゃくやく)・生姜(しょうきょう)・大棗(たいそう)なども配合
漢方の考え方では、大柴胡湯は「実証(じっしょう)」の体質、すなわち体力があり、がっちりした体型で便秘傾向がある人に適するとされます。主な適応として、胆石症・胆嚢炎・高血圧・肥満・肩こり・常習便秘などが挙げられます。
現代の日本では医療用漢方製剤としても保険適用されており、エキス剤(顆粒・錠剤)として処方・市販されています。大黄を含むため、体力の低下した人や下痢をしやすい人には適さない場合があり、使用前に医師・薬剤師への相談が推奨されます。
使い方・例文
体格がよく、ストレスや食べすぎで胃腸の調子が悪くなりやすい人が内科や漢方外来を受診すると、大柴胡湯が処方されることがあります。メタボリックシンドローム改善の補助として活用されるケースもあります。
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