大黄とは?
だいおう
大黄とは、タデ科の植物の根茎を乾燥させた生薬で、強力な瀉下(下剤)作用を持ち、漢方の便秘治療や瘀血改善に広く使われます。
大黄(だいおう)は、Rheum palmatum(ダイオウ)などタデ科の植物の根茎を乾燥させた生薬です。黄褐色の色素と独特の苦みを持ち、古代中国では「薬の王」とも称されるほど重要視されてきた漢方薬の代表格です。
大黄の最大の特徴は強力な瀉下作用(下剤効果)です。成分中のセンノシド(アントラキノン配糖体)が腸内で分解されてレインアンスロンとなり、大腸を刺激して排便を促します。この作用は比較的強力で、用量によっては腹痛を伴うこともあります。
漢方における主な効能・用途は以下の通りです。
- 瀉下通便:便秘の解消、腸内の熱や毒素を排出
- 清熱解毒:体内の熱邪を取り除き、炎症を鎮める
- 活血化瘀:血行を促進し、瘀血を改善
- 利胆:胆汁分泌を促し、消化を助ける
大黄は「大承気湯(だいじょうきとう)」「防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)」「桃核承気湯(とうかくじょうきとう)」など多くの処方に配合されています。ただし妊婦への使用は禁忌とされ、長期連用も避けるべきとされています。西洋医学でも「センナ」と同類の成分を持つ植物性下剤として認知されています。
使い方・例文
市販の漢方系便秘薬や、内科・漢方外来で処方される「防風通聖散」などの成分として「大黄」が配合されており、薬剤師から説明を受ける場面でよく登場します。
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