書籍用紙とは?
しょせきようし
書籍の本文ページ向けに設計された専用紙で、読みやすさと印刷適性を高めた特性を持つ紙種です。
書籍用紙(しょせきようし)とは、書籍の本文印刷に特化して製造された紙の総称です。一般的なコピー用紙や上質紙と比べて、長時間の読書でも目が疲れにくいよう設計されており、白すぎない色調(クリームや淡いアイボリー系)が多いのが特徴です。
書籍用紙の重要な特性として、不透明度の高さが挙げられます。薄くても裏面の印刷が透けにくいため、両面印刷の本文でも読みやすさを損ないません。また、適度な厚みとしなやかさによってページをめくりやすく、製本時の折り加工にも耐えられる強度が求められます。
表面は光沢を抑えたマット系の仕上がりが主流で、インクの吸収性も印刷機との相性を考慮して調整されています。文字主体の小説・専門書には比較的軽量の書籍用紙が、写真や図版が多い書籍にはより高品質な塗工紙が組み合わせられることもあります。
近年では環境対応として再生繊維を含む書籍用紙も普及しており、FSC認証紙など持続可能性を考慮した選択肢も増えています。紙の選定は書籍の品質・コスト・重量に直結するため、編集・制作の現場では重要な判断事項のひとつです。
使い方・例文
小説の文庫本に使われる書籍用紙はクリーム色で不透明度が高く、薄くても裏のテキストが透けずに快適に読めます。
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