弾正台とは?
だんじょうだい
弾正台とは、律令制の日本において風俗の取り締まりや官人の非違(不正行為)を監察した行政機関のことです。
弾正台(だんじょうだい)は、日本の律令制度において設置された国家機関で、官吏の不正行為の摘発や風俗・礼儀の取り締まり、そして諸国の行政監察を職務とした機関です。中国の御史台を範としており、7世紀末から8世紀初頭の律令整備期に制度化されました。
弾正台の組織は、長官の弾正尹(だんじょうのかみ)を頂点に、次官・判官・主典という四等官体制で構成されました。下部には「弾正」と呼ばれる監察官が置かれ、各地に派遣されました。
主な職務は以下の通りです。
- 官人(役人)の非違・不正行為の摘発・糾弾
- 風俗・礼儀の監察と規制
- 貴族・官人の服装・行動の規制
- 諸国の行政の巡察
ただし弾正台の権限は太政官系統の行政機関に比べて限定的で、平安時代中期以降は形骸化が進みました。鎌倉幕府成立後は律令体制の衰退とともに実質的な機能を失い、廃絶しました。明治時代には一時「弾正台」という機関が復活しましたが、これは警察・司法機能を担う別の組織です。
使い方・例文
律令時代の政治制度を解説する際に弾正台が登場し、官人の腐敗や不正を監視する役割を担った機関として説明されます。現代の行政監察や監査機関にあたるイメージです。
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