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幹細胞とは?

かんさいぼう

細胞とは、自己複製能力を持ちながら様々な種類の細胞に分化できる、特殊な能力を持つ細胞のことです。

細胞(かんさいぼう、stem cell)は、自分自身と同じ細胞を生み出す「自己複製能」と、異なる種類の細胞へと変化する「分化能」という2つの特性を兼ね備えた細胞です。生物の発生成長・組織修復において中心的な役割を果たします。

幹細胞は分化できる範囲(分化能)によって以下のように分類されます。

  • 全能性幹細胞受精卵などすべての組織・器官に分化できる
  • 多能性幹細胞:三胚葉由来のあらゆる体細胞に分化できる(ES細胞・iPS細胞など)
  • 複能性幹細胞:特定系統の複数種の細胞に分化できる(造血幹細胞など)
  • 単能性幹細胞:一種類の細胞にしか分化できない

医療分野では、山中伸弥博士が開発したiPS細胞(人工多能性幹細胞)が特に注目されています。体細胞に特定の遺伝子を導入することで多能性を持つ細胞を作製する技術で、倫理的問題が少なく患者自身の細胞から作れるため、再生医療や新薬開発の素材として期待されています。

骨髄移植は造血幹細胞を移植することで血液疾患を治療する方法として実用化されており、パーキンソン病・心筋梗塞・脊髄損傷などへの再生医療応用に向けた研究も世界中で進んでいます。

使い方・例文

「iPS細胞は患者の皮膚細胞から作った幹細胞で、これを心筋細胞に分化させて心臓病の治療に役立てようとしている」という文脈で使われます。

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