受精卵とは?
じゅせいらん
受精卵とは、精子と卵子が結合した直後の細胞で、生物の新しい個体が発生する出発点となる最初の細胞です。
受精卵(じゅせいらん)は、雄の精子と雌の卵子が融合する「受精」という過程を経てできる細胞のことです。受精の瞬間、精子の核と卵子の核が合体し、両親それぞれから受け継いだ染色体が組み合わさって新たな遺伝情報を持つ1つの細胞が誕生します。
ヒトの場合、精子と卵子はそれぞれ23本の染色体を持ち、受精によって合計46本の染色体を持つ受精卵が形成されます。この染色体の組み合わせによって、その子の性別や遺伝的な特徴の基盤が決まります。
受精卵はその後すぐに細胞分裂(卵割)を繰り返しながら、卵管を通って子宮へ移動します。子宮内膜に着床した後は、さらに細胞分裂と分化を重ねて胚、胎芽、胎児と発育していきます。
受精卵の特徴として重要なのは、すべての細胞に分化できる「全能性」を持つ点です。この性質は幹細胞研究や再生医療分野で注目されており、倫理的な議論を伴いながらも医学の進歩に貢献しています。
また、体外受精などの生殖補助医療では、受精卵を体外で培養し子宮に戻す技術が用いられており、不妊治療の重要な選択肢となっています。
使い方・例文
理科の授業でカエルやメダカの発生を学ぶとき、「卵と精子が結合してできた受精卵が分裂を繰り返して成長する」という説明で登場します。
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