小脳虫部とは?
しょうのうちゅうぶ
小脳虫部とは、小脳の左右半球をつなぐ中央の帯状部分で、体の正中(中心軸)のバランスや姿勢制御に特化した領域です。
小脳虫部(しょうのうちゅうぶ)は、小脳の中央に位置する帯状の構造で、左右の小脳半球の間を橋渡しするように存在します。その形状がミミズ(虫)に似ていることから「虫部」と呼ばれます。
小脳全体は運動の調節・協調・学習を担いますが、虫部はとりわけ体幹や頸部など、体の中心軸(正中)の筋肉制御に深く関わっています。具体的には次のような機能に関与します。
- 立位・歩行時の姿勢バランスの維持
- 眼球運動の調節(視線を安定させる)
- 体の軸となる筋肉群の協調的な動き
前庭系(平衡感覚)や脊髄からの感覚入力を受け取り、姿勢を安定させるための修正信号を発することで、私たちが意識せずに直立や歩行を続けられるよう支えています。
小脳虫部が損傷を受けると、「体幹失調」と呼ばれる状態が生じ、立ったまま体が大きく揺れる、まっすぐ歩けないといった症状が現れます。また、小脳虫部は感情調節にも関連するとの研究もあり、一部の精神疾患との関係が注目されています。
使い方・例文
「小脳虫部の障害では、腕や足より先に「体の軸のふらつき」が目立つことが多く、開眼・閉眼にかかわらず体が揺れます。」
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