小千谷縮とは?
おじやちぢみ
小千谷縮とは、新潟県小千谷市で生産される麻織物で、ユネスコ無形文化遺産にも登録された日本を代表する伝統的な夏の布地です。
小千谷縮(おぢやちぢみ)は、新潟県小千谷市を中心とする越後地方で生産される麻の手織り布です。17世紀中頃、堀次郎将俊によって改良・完成されたとされ、以来約360年にわたって受け継がれてきた伝統工芸品です。
最大の特徴は「シボ」と呼ばれる独特の凹凸にあります。強い撚りをかけた緯糸を使って織り上げた後、湯もみと足踏みを繰り返す「湯もみ・足踏み」という工程を経ることで、布の表面に細かな縮み模様が生まれます。このシボが空気を含み、肌への密着を防ぐため、蒸し暑い夏でも涼感が得られます。
使用する素材は苧麻(ちょま、またはカラムシ)と呼ばれる植物の繊維で、繊細かつ丈夫な性質を持ちます。手績み(てうみ)という伝統的な技法で細い糸を繋ぎ合わせ、さらさらとした風合いを生み出します。
2009年にはユネスコの無形文化遺産(越後上布・小千谷縮の製作技術)に登録され、世界からも注目される工芸品となっています。夏の着物や浴衣の生地として珍重され、吸湿性・通気性に優れることから、現代でも多くの人に愛用されています。
使い方・例文
夏の着物や浴衣として小千谷縮が用いられ、特に蒸し暑い季節に「涼しい着物」として好まれます。
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