壁側胸膜とは?
へきそくきょうまく
壁側胸膜とは、胸腔の内面を覆う薄い漿膜で、肺を包む臓側胸膜と対をなして胸膜腔を形成します。
壁側胸膜(へきそくきょうまく、parietal pleura)とは、胸腔の内壁(胸壁・横隔膜・縦隔)を内側から裏打ちしている薄い漿膜(しょうまく)です。肺の表面を覆う臓側胸膜(内臓側胸膜)と対をなし、両者の間には少量の胸膜液(約10〜20mL)を含む胸膜腔が存在します。
壁側胸膜は部位によって次のように区分されます。
壁側胸膜には豊富な感覚神経(肋間神経・横隔神経)が分布しており、胸膜炎では鋭い胸痛(呼吸や体動で悪化)を引き起こします。一方、臓側胸膜には痛覚神経がほとんどありません。胸腔内に液体が異常に貯留した状態(胸水)は壁側・臓側胸膜間に発生し、画像検査や胸腔穿刺によって診断・治療されます。気胸では胸膜腔に空気が入り込み肺が虚脱します。
使い方・例文
胸膜炎では壁側胸膜に炎症が及ぶため、深呼吸や咳のたびに胸壁の痛みが走ります。聴診では胸膜摩擦音が聞こえることがあります。
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