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地球接近天体とは?

ちきゅうせっきんてんたい

地球接近天体とは、地球の公転軌道に近い軌道を持つ小惑星や彗星の総称で、衝突リスクの観点から国際的に監視されています。

地球接近天体(Near-Earth Objects、NEO)とは、太陽からの最短距離(近日点距離)が1.3天文単位(AU)以内の軌道を持つ小惑星彗星の総称です。地球の公転軌道に接近しうる天体として定義され、衝突リスク評価の基本単位となっています。

地球接近天体はさらに軌道特性によって分類されます。

  • アテン群:軌道長半径が1AU未満で地球軌道の内側を主に公転する天体
  • アポロ群:軌道長半径が1AU以上で地球軌道と交差する天体
  • アモール群:地球軌道のすぐ外側を公転し交差しない天体
このうち特に危険視されるのが地球近傍小惑星(PHA:Potentially Hazardous Asteroids)で、地球との最接近距離が0.05AU以内かつ直径140m以上の天体が対象です。

地球接近天体の監視は、NASAのセンタービジョン・プログラムや国際的なスペースガードネットワークが担っています。過去には恐竜絶滅の一因となった巨大衝突事件も知られており、小規模な天体でも都市規模の被害をもたらす可能性があります。2013年のチェリャビンスク隕石事件では約1500人が負傷し、改めてその脅威が認識されました。

現在、数万個以上の地球接近天体が登録されており、軌道計算と観測の継続によって衝突リスクが評価されています。惑星防衛技術の研究も進んでおり、NASAのDART計画では2022年に小惑星の軌道変更実験が成功するなど、実際の防衛手段の開発が進んでいます。

使い方・例文

「今年発見された地球接近天体の中に、数百年後に地球へ接近する可能性のある小惑星が含まれていると報告された」のように、宇宙科学や惑星防衛の文脈で使われます。

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