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前線霧とは?

ぜんせんぎり

前線霧とは、暖かい空気と冷たい空気の境界である前線付近で発生する霧のことで、雨の降る前後に生じやすいのが特徴です。

前線霧(ぜんせんきり)は、気象における「前線」付近で発生する霧の一種です。前線とは、性質の異なる気団(暖気団と寒気団)が接する境界面が地上と交わる線のことで、温暖前線寒冷前線・停滞前線などがあります。前線霧はこれらの前線が通過する前後に生じやすく、降雨と同時または直前・直後に観測されることが多い霧です。

前線霧が発生するメカニズムは主に次のとおりです。温暖前線では、暖かく湿った空気が寒気の上に乗り上げることで雨が降り、その雨が下層の冷たい空気中に落下する際に蒸発して水蒸気を補給します。これにより下層の冷気が飽和状態に達し、霧が発生します。寒冷前線の通過後にも気温急低下と水蒸気の凝結によって霧が生じることがあります。

前線霧の特徴として、以下の点が挙げられます。

  • 前線の移動とともに広い範囲に及ぶことがある
  • 雨(シャワー性)と霧が同時に起こる場合があり視界が著しく低下する
  • 温帯低気圧が発達する春や秋に比較的多く発生する

霧の種類には前線霧のほかに、放射霧・移流霧・蒸気霧・上昇霧などがあり、それぞれ発生原因が異なります。前線霧は航空・船舶・道路交通の安全に影響するため、気象予報において注視される現象の一つです。

使い方・例文

天気予報の解説で「温暖前線の接近に伴い前線霧が発生し、視界が500メートル以下に低下した」のように登場します。

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