前十字靭帯とは?
ぜんじゅうじじんたい
前十字靭帯とは、膝関節の内部にあって大腿骨と脛骨をつなぐ靭帯で、膝の安定性を保ち前方へのずれを防ぐ重要な構造です。
前十字靭帯(ぜんじゅうじじんたい、ACL: Anterior Cruciate Ligament)は、膝関節の中心部に存在する靭帯で、大腿骨外側顆の内面から脛骨の顆間隆起(前方)に向かって斜め前方に走行しています。後十字靭帯と交差する形から「十字靭帯」と呼ばれます。
前十字靭帯の主な役割は次の通りです。
- 脛骨が大腿骨に対して前方にずれるのを防ぐ(前方安定性)
- 膝関節の過度な伸展(反り)を制限する
- 下腿の内旋を制限し、膝のねじれを防ぐ
- 膝関節内の位置感覚(固有受容)に関与する
前十字靭帯は、スポーツ中の急激な方向転換・着地・接触によって断裂しやすく、サッカー・バスケットボール・スキーなどでの受傷が多いことで知られます。断裂した場合、自然治癒が難しいため多くのケースで靭帯再建手術が選択されます。手術では自分の腱(膝蓋腱・ハムストリング腱など)を移植して再建し、術後は約6〜12か月のリハビリが必要です。
女性は解剖学的・ホルモン的要因から前十字靭帯損傷のリスクが高いとされており、ジャンプ着地時のフォーム指導などによる予防プログラムが普及しています。
使い方・例文
スポーツ医学やリハビリの文脈で「ACL断裂」「前十字靭帯再建術」として登場し、膝のスポーツ障害・術後復帰の話題で頻繁に使われます。
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