大腿骨とは?
だいたいこつ
大腿骨とは、太ももに位置する人体最大・最長の骨で、股関節と膝関節をつなぐ下肢の中心的な骨格です。
大腿骨(だいたいこつ)は、大腿部(太もも)に存在する人体の中で最も長く、最も強度が高い骨です。英語ではフィーマー(femur)と呼ばれます。上端は股関節を構成する大腿骨頭として骨盤の寛骨臼(かんこつきゅう)にはまり込み、下端は膝関節を形成して脛骨・膝蓋骨と接続します。
大腿骨の構造的な特徴として、上端部が内側に湾曲した頸部(大腿骨頸)を持つ点が挙げられます。この部位は骨粗鬆症などにより骨密度が低下した場合に骨折しやすく、大腿骨頸部骨折は高齢者、特に女性に多い重要な骨折として知られています。
大腿骨の主要な役割は以下の通りです。
- 体重の支持と歩行・走行時の荷重伝達
- 股関節・膝関節の動きの軸となる
- 大腿四頭筋・ハムストリングスなど大きな筋肉の付着部位
- 骨髄での血液細胞の産生(造血)
医療の現場では、大腿骨骨折の治療として手術による骨接合術や人工関節置換術が行われます。また、法医学や人類学では大腿骨の長さから身長を推定する指標としても活用されます。
使い方・例文
高齢者が転倒して股関節付近を強く痛めた場合、大腿骨頸部骨折を疑い、X線撮影や手術の要否を検討するのが臨床上の基本的な対応です。
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