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凝固カスケードとは?

ぎょうこかすけーど

凝固カスケードとは、出血した際に血液を固める(止血する)ために複数の凝固因子が連鎖的に活性化されていく生体反応の仕組みです。

凝固カスケードとは、血管が損傷して出血が生じたとき、血液を凝固(固める)して止血を達成するために、多数の凝固因子が順番に活性化されていく一連の生化学反応のことです。カスケード(cascade)は「連続する滝」を意味し、反応が次々と連鎖する様子を表しています。

凝固カスケードは大きく二つの経路から始まります。

  • 外因系(組織因子経路):血管外の組織が損傷した際に組織因子(第III因子)が露出して活性化する経路
  • 内因系(接触活性化経路):血管内皮の損傷や異物への接触によって活性化する経路

二つの経路は最終的に共通経路に合流し、第X因子の活性化を経てプロトロンビンがトロンビンに変換されます。トロンビンはフィブリノゲンをフィブリンに変換し、フィブリンが網目構造を形成して血小板とともに血栓(血のかたまり)を作り、傷口を塞ぎます。

凝固カスケードの異常は重大な疾患と結びついています。血友病は特定の凝固因子(第VIII・IX因子など)の欠乏により出血が止まりにくくなる疾患です。一方、血栓が必要以上に形成される過凝固状態は、深部静脈血栓症や肺塞栓症の原因となります。抗凝固薬(ワルファリン・ヘパリンなど)はこのカスケードの特定のステップを阻害することで血栓を予防します。

使い方・例文

血友病の患者は凝固カスケードの特定因子が欠乏しているため、軽い外傷でも出血が止まりにくくなる。

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