本文へスキップ

フィブリンとは?

ふぃぶりん

フィブリンとは、血液凝固の最終段階で形成される繊維状のタンパク質で、傷口に血栓を作り出血を止める重要な役割を担っています。

フィブリン(fibrin)は、血液凝固カスケードの最終産物として生成される不溶性の繊維状タンパク質です。血液中には可溶性の前駆体である「フィブリノーゲン」が存在しており、トロンビン(凝固酵素)の作用を受けてフィブリンへと変換されます。

フィブリンが形成されるプロセスはおおむね次のように進みます。

  1. 血管が傷つくと凝固カスケードが開始される
  2. プロトロンビンからトロンビンが活性化される
  3. トロンビンがフィブリノーゲンを切断してフィブリンモノマーを生成する
  4. フィブリンモノマーが重合し、第XIII因子によって架橋されて強固な網目構造を形成する

この網目構造が血小板や赤血球を絡め取ることで、血栓(止血栓)が完成します。傷が修復されると、プラスミンという酵素がフィブリンを分解(線溶)し、血栓は除去されます。

臨床的には、フィブリンの形成・分解のバランスが崩れると血栓症や出血性疾患を引き起こすことがあります。手術や外傷時の止血を助ける医療材料(フィブリン糊)としても応用されています。

使い方・例文

「擦り傷ができたときにかさぶたが形成されるのは、フィブリンが網目状に絡み合って血球を封じ込めるためです。」

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語