光共振器とは?
ひかりきょうしんき
光共振器とは、光を特定の空間内で繰り返し反射・共鳴させることで光の増幅や特定モードの選択を行う装置です。
光共振器とは、二枚以上の鏡(ミラー)を向かい合わせに配置し、その間で光を往復させることで共鳴状態を作り出す光学装置です。レーザーの核心部品として広く知られており、共振器内で光が定在波を形成することで特定の波長(モード)の光だけが選択的に増幅されます。
光共振器の基本構造は、全反射ミラーと出力結合ミラー(部分透過)の二枚で構成されるファブリ・ペロー型が最もよく知られています。光は二枚のミラーの間を往復するたびに利得媒質(レーザー媒質)によって増幅され、最終的に出力結合ミラーから一部が外部に取り出されます。
光共振器にはさまざまな種類があります。
- ファブリ・ペロー共振器:二枚の平面鏡を向かい合わせにした最もシンプルな構造
- リング共振器:光が環状経路を一方向に周回する構造
- 球面鏡共振器:凹面鏡を用いて光のビームを安定させる構造
- マイクロ共振器:光集積回路向けの微小サイズの共振器
光共振器は、レーザー発振器のほか、光周波数標準・光時計、光通信における波長フィルタ、センシング技術など幅広い分野で活用されています。量子光学の実験装置としても重要であり、光と物質の相互作用を精密に研究するためのプラットフォームとして最先端研究を支えています。
使い方・例文
レーザーポインターや産業用レーザーのビーム発生源として光共振器が使われており、共振器の長さを調整することで発振波長を精密に制御しています。
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