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側頭骨とは?

そくとうこつ

側頭骨とは、頭蓋骨の側面から底部にかけて位置する複雑な形状の骨で、耳の構造や顎関節・主要血管の保護に関わる重要な骨です。

側頭骨(そくとうこつ、temporal bone)は頭蓋骨を構成する骨のひとつで、左右1対あり、頭部の側面(こめかみから耳の周辺)に位置します。形状が非常に複雑で、複数の部位から構成されています。

側頭骨の主な構成部位と機能は以下の通りです。

  • 鱗部(りんぶ):こめかみ付近の平らな部分で頭蓋壁を形成
  • 錐体部(すいたいぶ):内耳・中耳・外耳道を内包し聴覚平衡感覚を担う
  • 乳様突起部:耳の後ろの突起で、首の筋肉の付着部となる
  • 鼓室部:外耳道の骨性部分を形成

側頭骨の内部には、内頸動脈の通路、顔面神経管(第7脳神経が通るトンネル)、内耳の蝸牛(聴覚)と半規管(平衡感覚)が収まっています。顎関節(下顎骨との関節)も側頭骨が形成します。

側頭骨骨折は頭部外傷で起こりやすく、顔面神経麻痺・難聴・耳出血などを引き起こすことがあります。耳鼻咽喉科や脳神経外科で特に重要視される骨です。

使い方・例文

転倒や交通事故で側頭部を強打した場合、側頭骨骨折が疑われ、CT検査で骨の状態が詳細に確認されます。耳の手術(鼓室形成術など)でも側頭骨の解剖が中心的なテーマとなります。

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