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内頸動脈とは?

ないけいどうみゃく

内頸動脈とは、頸部から頭蓋内に入り脳の大部分に血液供給する重要な動脈で、左右一対存在します。

内頸動脈(ないけいどうみゃく、Internal Carotid Artery;ICA)は、総頸動脈から分岐して頭蓋内に進入し、大脳や眼球などに血液供給する動脈です。外頸動脈とともに総頸動脈から分かれ、首の深部を通って頭蓋底の頸動脈管を通り頭蓋内へ入ります。

内頸動脈は走行に沿っていくつかの部位に分けられます。

  • 頸部(C1):総頸動脈分岐から頭蓋底まで
  • 錐体部(C2)側頭骨内の頸動脈管を通る区間
  • 海綿静脈洞部(C4):海綿静脈洞内をS字状に走行
  • 大脳部(C6〜C7):硬膜を貫いた後、前大脳動脈・中大脳動脈などに分岐

内頸動脈の最終的な分岐先は主に前大脳動脈・中大脳動脈・後交通動脈で、これらを通じて大脳半球の広い領域・基底核・眼球(眼動脈)などに酸素と栄養を届けます。

内頸動脈は脳に血液を送る主要な経路の一つであるため、動脈硬化や血栓による狭窄・閉塞は脳梗塞の重大なリスクとなります。内頸動脈狭窄症の診断には頸部超音波検査・MRA(磁気共鳴血管撮影)・CTアンジオグラフィーが用いられ、重度の狭窄に対しては内膜剥離術(CEA)やステント留置術(CAS)が行われることがあります。

使い方・例文

「脳ドックで内頸動脈に狭窄が見つかった患者は、脳梗塞予防のため抗血小板薬による治療を開始した。」

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