中大脳動脈とは?
ちゅうだいのうどうみゃく
中大脳動脈とは、脳に血液を供給する主要な動脈のひとつで、大脳半球の外側面広範を栄養し、脳梗塞で最も頻繁に閉塞する血管です。
中大脳動脈(ちゅうだいのうどうみゃく、MCA: Middle Cerebral Artery)は、内頸動脈から分岐する脳の主要動脈のひとつです。シルビウス裂(外側溝)を走行しながら大脳外側面の広い領域—前頭葉・頭頂葉・側頭葉の外側面—へ血液を供給します。
中大脳動脈はM1〜M4の区間に分けられます。
- M1(水平部):内頸動脈分岐から外側溝入口まで
- M2(島部):外側溝内を走行する部分
- M3・M4:大脳外側面へ広がる枝
中大脳動脈は脳梗塞で最も閉塞しやすい動脈です。M1部が閉塞すると、対側の顔面・上肢を主体とした片麻痺、感覚障害、優位半球(通常は左)閉塞では失語症が生じます。血栓溶解療法(tPA)や血栓回収術(機械的血栓除去)の主要な治療対象となります。また中大脳動脈瘤は脳動脈瘤の好発部位のひとつです。
使い方・例文
脳梗塞で左中大脳動脈のM1部が閉塞すると、右の顔面・腕の麻痺とともに言葉が出なくなる(ブローカ失語)などの症状が組み合わさって現れます。
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