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二重偏波レーダーとは?

にじゅうへんぱれーだー

二重偏波レーダーとは、水平偏波と垂直偏波の二種類の電波を送受信することで、雨・雪・ひょうなどの降水粒子の種類や量を従来よりも詳しく識別できる気象レーダーです。

二重偏波レーダー(にじゅうへんぱレーダー、Dual Polarization Radar / 偏波レーダー)とは、水平方向と垂直方向に振動する二種類の電波(偏波)を同時に送受信することで、降水粒子の形状・大きさ・種類に関する情報を従来の単偏波レーダーよりも詳細に取得できる気象レーダーです。

水滴や氷晶は形状が球形に近いほど水平偏波と垂直偏波の反射が同じになりますが、雨粒は落下時に横方向に扁平になるため、水平偏波の反射がより強くなります。この差(差分反射因子ZDRなど)を解析することで、粒子の形状・種類・サイズ分布を推定できます。

二重偏波レーダーで得られる主な観測量には次のものがあります。

  • 差分反射因子(ZDR):粒子の扁平度から種類(雨・雪・ひょう)を識別。
  • 差分伝搬位相(KDP):降水量の推定精度を向上させる。
  • 相関係数(CC):降水粒子の均質性を示し、ひょうや非気象エコーの識別に利用。

日本では気象庁が全国の気象レーダーを二重偏波化し、ひょうの検出や局地的大雨の降水量推定精度の向上、竜巻などの現象の識別に活用しています。防災情報の高精度化に貢献する重要な観測技術です。

使い方・例文

激しい雷雨の際に二重偏波レーダーのデータを解析すると、大粒のひょうが降っているエリアを識別したり、時間雨量の推定をより正確に行ったりすることができます。

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