三日月湖とは?
みかづきこ
三日月湖とは、蛇行した川が流路を変えることで取り残された、三日月形の湖のことです。
三日月湖(みかづきこ)とは、かつて川の本流だった部分が流路の変化によって切り離され、弓形または三日月形の湖として残ったものです。英語では「オックスボウ・レイク(oxbow lake)」と呼ばれます。
形成のプロセスは次のとおりです。平坦な地形を流れる川は、わずかな地形の差によって徐々に蛇行(メアンダー)を形成します。蛇行が進むと、河曲(かきょく)の内側に土砂が堆積し、外側では侵食が進みます。最終的に蛇行の両端が接近して洪水などをきっかけに流路が直線化し、取り残された蛇行部分が独立した湖となります。
三日月湖は世界中の大河流域で観察されます。
- アマゾン川流域(南米)
- ミシシッピ川下流域(北米)
- オビ川流域(シベリア)
- 日本では石狩川(北海道)の流域に多数存在する
三日月湖は独自の生態系を育みやすく、周囲の水辺植物や鳥類・魚類にとって重要な環境となります。一方、徐々に堆積物で埋まり湿地や陸地化する運命もたどります。地理教育においては川の侵食・堆積作用を学ぶ代表的な地形例として扱われます。
使い方・例文
「北海道の石狩川流域には多くの三日月湖が残っており、地図上で川の旧流路を観察することができる」といった地理・自然学習の文脈で登場します。
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